幸せになるバイク乗りとは?脳科学的に考えてみる

日常生活

「バイクは楽しいー!」

と実感されている方が多いと思うので、今更、お話する内容ではないかもしれませんが、今回は、精神科医・樺沢紫苑 著『精神科医が見つけた3つの幸福』からヒントを得て脳科学的にバイク乗りが幸せになれる方法を考えてみます。

 

バイクは楽しい乗り物ではあるものの、楽しさ(幸せ)の求めかたを間違えると、幸せになるどころかあっちの世界に行ってしまうかもしれないので、そうならないようにするためのヒントや「バイクは楽しいよ」とわかっている方は、「なぜ、バイクは楽しいのか?」という脳科学的な視点で読んでいただけたら幸いです。

 

 

幸福感と脳内物質

さて、私たち人間は、日々「感情」で動いている動物と言っても良いかもしれません。

 

怒ったり悲しんだり、嬉しかったり沈んでいたりといろいろな感情があるのですが、脳科学的には、いろいろな脳内物質が分泌されていて、そういった物質の影響で、「感情」を感じているんですね。

 

感情の中では「幸せ」と感じる物質は、なんと、実に100種類以上もあるようです。

たくさんある物質の中でも、日常的に幸福物質として分泌されるのが、「セロトニン」、「オキシトシン」、「ドーパン」と言われる物質で、それぞれの物質で得られる幸せを「ドーパミン的幸福」、「オキシトシン的幸福」「セロトニン的幸福」といたします。

 

 

①セロトニン的幸福

爽やかな幸福。

心と体が健康な時に分泌される物質。
さわやかな気持ちにさせる物質と良いかもしれません。

具体的には、「青空が気持ちいぃぃ」とか「自然が心地良い~」と感じます。
「日光を浴びる」「朝散歩する」ということでも出ます。

ツーリングの朝に感じる気持ち良さはこれになりますね。

 

②オキシトシン的幸福

繋がりの幸福。

人間関係が良好の時、愛情を感じた時、スキンシップをした時などに分泌される幸福。

イヌや猫などのペットとかをかまった時などにも分泌されます。

友だちに会った時、「爽やかー」という気分にはならないですが、「おー、元気だったか?」と嬉しくなるような気分ですね。

ツーリングやキャンプの時に、仲間に感じる心地良さはこれになりますね。

 

親切をしたり、人に優しくしたりしても分泌されるようですので、このブログも生暖かく見守ってください。

 

③ドーパミン的幸福

高揚する幸福。

一般的に考えられている幸福で、「目標達成して達成したー!」とか、「優勝したー!」とか、「ギャンブルで儲かったー!」など、エキサイティングな場面で分泌される物質です。
「うぉーー」ってなるやつですね。

この物質はちょっと危険で、慣れてしまい、同じ幸福を得るには、それ以上の刺激でないと幸福が得られないことが起こりやすい物質です。

最近では、依存症の原因物質とも言われています。

ツーリングの時にぶっ飛ばしている時に感じる気持ち良さはこれになりますね。

 

3つの幸福

上記の幸せを図に表すと以下のとおりです。

 

樺沢紫苑公式ブログより引用

 

人生でこの3つを同時に手に入れたれたら、幸せなのですが、そう簡単にはいかないですが、バイクに限ると比較的に手に入れやすいかもしれません。

 

では、どのように手に入れていくかということになるのですが、手に入れる順番があって、一般的には、「ドーパミン的幸福」を先に求めてしまうのですが、それは誤りなのです。

 

手に入れる順番を間違えてはいけない

「①セロトニン的幸福」「②オキシトシン的幸福」「③ドーパミン的幸福」の順番で手に入れていくことが望ましいとのことです。

 

バイクで例えると、「③ドーパミン的幸福」を求めるということは、暗にスピードを求めたり、コーナーを高速で駆け抜けたり、排気量の大きいバイクを求めたり、競争での優越感(勝った負けた)で得られるので、前で説明したとおり、そのうち慣れてしまい、さらに強い刺激がないと、幸福感が得られないことになり危険なのです。

 

スピードなどこういったことで快感を得ている人は要注意ということですね。

 

まずは「①セロトニン的幸福」を手に入れるところから始めます。

 

①バイク乗りのセロトニン的幸福

自分のことで恐縮ですが、椎間板ヘルニアになり、痛さを感じるとはぁという気持ちになり、また、バイクに乗れない日々なので、改めて健康が大事なぁと実感しています。心身ともに健康ということがまずは大事になりますが、健康ということを前提にします。

 

まずは、朝早く起き、出発する。(朝は車もいなくていいですよね)
できれば晴れた日にツーリングする。(雨は避けたいですね)

 

 

写真を見ているだけでも、気分が良いですね^^

 

たぶん、今、「セロトニン」が出てますよ。

 

 

さて、心身ともに健康ということが大事ということをさきほど言いましたが、それを保つためにも「安全運転」も大事なことの1つとなるわけです。

 

 

②バイク乗りのオキシトシン的幸福

仲間とツーリングに行くということがオキシトシン的幸福となりますが、ソロツーリングでも、愛車が「相棒」ですから、ひとりじゃないですよ。

黄色が素敵♡

 

と、愛車を溺愛するのも大事かも(笑)

 

今まではお知り合いではなかったのに、バイクに乗ることで、隠れキャラ的なこういったありがたい方が稀に出現します(笑)

感謝感謝ですー(今、オキシトシン出てます)

 

こういうのでも良いかもしれません。

 

前向きなブログコメントいただいたりTwitterでのコメントをいただくのもそうですね。

 

バイクネタでバイクに乗らない人との話ってのもありかもしれません。

 

どんなことでも、つがなりで得られるのがオキシトシン的幸福です。

 

③バイク乗りのドーパミン的幸福

バイクに初めて乗った時に多分、興奮したんじゃないかなと思いますが、慣れてしまうとそれも当たり前となってしまうので、乗ったくらいでは興奮もしなくなって、高揚を求めようとすると次にスピードなどを出すようになっていきます。

 

これが危ないんですよね。

 

①、②がしっかりできるようになると、スピードを出すことやちょっと危ない運転をして高揚を得ること、相手を抜かしたり大きいバイクや格好をつけたりすることで優越感を得ることはどうでも良くなってきます。(適度なスピードを出すことや大きいバイクがダメってことではないですよ。それ以上の刺激を求めようとすることがダメってことですね。)

好きなバイクに乗ればそれでOKですが、バイクをコロコロ買い替えている方も要注意かもですね。(刺激が無くなると次のバイクへと買い物依存になっているかも)

 

ということもあって、個人的には、スピードがそれほど出ないカブなどで走っている人を見つけると「こやつなかなかやりおるな」と思ってしまいます。

(こんなにバイクがいるのに原付二種は私だけだったw。ちょっぴり恥ずかしかったけど気にしない)

 

 

バイク乗りのドーパミン的幸福は、ツーリングの計画を立て、計画通りに目標地点へ行くことや目標を達成することでしょうね。
無計画だといきあたりばったりになっちゃうので計画はあったほうが良いかと思います。(よくあるけどね)

 

 

私で言うと、「お遍路を達成した」とか、「長野県の77市町村の記事を全部書いた」とかですかね。

 

 

簡単に手に入るドーパミン的幸福は危険なので、コツコツやって達成できる目標設定が良いのかもしれませんね。

 

 

私もさらなる高い目標を設定しないとドーパミン的幸福が得られなくなってしまったので次は日本一周ですかね(笑)

 

 

バイク乗り的幸福論

バイク乗りは、バイクに乗らなければ始まらない!(急にいったいw)

 

ドーパミンは、慣れてしまう(同じ体験だと分泌量が減る)、依存性が高いと言われており、オキシトシンとセロトニンは同じことでも分泌量が減らないと言われています。

 

バイクは車にはない刺激的な乗りであると思いますが、ドーパミン的な刺激だけではだんだん面白くなくなってきてしまうということも言えます。

 

ドーパミン的な乗り方とは、バイクのかっこよさやスピードなど高揚感だけをも止める乗り方で、いずれ楽しくなくなってくるので、セロトニンとオキシトシン的な乗り方をメインに置いていくことが楽しく乗り続けていくことにとって重要だということがわかります。

 

逆に暴走族的な乗り方はきっと幸福感は感じていないということなんでしょうね。
ということは、乗れば乗るほど、憎悪や嫌悪を感じながら走っているということですから、楽しんでいるようで、心に抱えているものがあるのかもしれません。

 

幸福感を感じる走り方の例としては、晴れた天気(セロトニン)に仲間若しくは愛車(オキシトシン)で、計画を立てて目的地に行く!(ドーパミン)と言ったことになります。

 

 

例えば、知らない土地に目的地を設定してバイクで行くという、ちょっと冒険的に旅るの良いかもしれません。そして、その土地の人と話をしてみるなんてことができるといいですね。

 

旅を終えたフェリーで夕日を見ながら飲む。

 

 

最高かよ・・・

 

 

脳内で全部出まくり(笑)

 

 

ツーリングが終わったら、できれば、良かったことをブログ・日記やツイッターなどにアウトプットしてみるのが良いかなと思います。

 

 

「ツーリングや旅をしている時だけじゃん」と言われそうなのですが、ツーリングや旅をしたことにより、「思い出」と「経験」が増えます。

 

これの効果がすごくて、幸せな気分になるのもさることながら、こういったことを今後、人に話したりもできるので、人との繋がりもできますし、やりたい人に聞かれることもあり、経験は貴重な資産だと思うので、特に若い人はどんどんやってもらいたいですね。

 

 

みなさんがこうしてブログを見ていただくのもお互いに幸福度が増しているのかもしれませんね。

 

 

ということで、コロナ禍で大変ですが、幸福度をアップして行きましょう~

 

ではでは~

 

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(今回参考にした本)

 

編集後記

バイク乗りなら感じていたことを脳科学的に明らかにしてみました。
やっぱり、ツーリングや旅に行くっていろいろな意味で良いということが改めてわかりました。

私がやった旅の1つがお遍路だったんですが、結構お金がかかっちゃったんです(笑)

わかっているだけで、おそらく・・・

御朱印:300円×お寺88箇所=26400円
宿泊:約5万円←平均3,4000円くらいだけど、宿坊高め。
食事:約1万円←ほとんどおにぎり。
お遍路道具:約3万円←今思えばボッタクリ価格でしたな。不要なグッズも買ってしまった。。。
ガソリン代:約1万円
お賽銭:不明。
事故修理:5000円(コケて壊した。応急処置してもらったのね)
高速代:1万円くらい
それぞれのお寺の駐車場代:5000円くらいかな。取るなと言いたい(車だともっと高い)
ナビ故障(多分浸水):3万円

きっと使途不明金もあると思うので、2~30万くらいはいったはず。

 

と、お金はかかりましたが、記事で書いたとおり、いろいろな効果・効能がありました。

 

経験はプライスレスなんだなということを実感しています。

 

大変だったけど、面白かった。

 

またやりたいです。

 

では。

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この記事を書いた人

血液型:0型
所在地:信州(長野県)
バイク:Ninja250、クロスカブ
自己紹介:クロスカブに乗るへっぽこ40代ライダー。バイクのことは詳しくないけど、ツーリングが好き。長野県を中心にツーリングに出かけています。ITも好きなへっぽこITエンジニア。個人投資家ダメリーマン。Ninja250でお遍路中にコケるもなんとか11日間で全部回ってみたり、クロスカブで信州から四国までフェリーを乗り継いで1日で行って見たり、ボロボロになりながら、ツーリングライフを楽しんでいます。

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コメント

  1. みっく より:

    早く治して再度GO~
    次は動画もUPお願いします~

  2. マサ より:

    返信遅れて、すみませんm(_ _)m
    どうにもスマホの調子が悪くて、長時間スマホを使い続けると✕マークが出て返信出来なくなってしまいます…
    しかし、さすがはファイナンシャルプランナー!!
    恐るべき分析力には脱帽どころかズラも一緒に取ってしまうくらい細かい〰️(;><)
    そう!!
    バイクはこの世で一番面白い乗り物だと思いますね。
    これは乗った人間にしか分からない感覚です。
    バイクに乗らない(興味ない)人間は「バイクなんて、危ないしコケたらケガするし、寒いし暑いし雨降ったらカッパ着なきゃいけないし…」とまあ、マイナス面しか言いません。
    確かに死亡、ケガ率は車とは比較にならないくらい高いし、暑さ寒さ雨等々ありますが、それでもバイクを止めようと思ったことは一度も無いどころか、自分が死ぬ前日までバイクに乗ると決めてますから(笑)
    おっと、石川のあの走れる砂浜に行ったんですね!
    さすがに自分は、ここを走った後のバイク掃除が大変なので走れません(^-^;)
    ん!?どこかで見たような怪しい奴がって、自分が出てるじゃないですか(爆)
    ビックリした~(≧▽≦)

    • まのん より:

      マサさん、コメントありがとうございますー
      マサさん出演の件、バレたか笑
      ブログをきっかけにほんとお知り合いになれてよかったですm(_ _)m