お遍路するには、宿泊施設も考えておかなければなりません。
予算との兼ね合いもありますし、1日の終りがどこになるのかということも
重要になります。
安く回りたい場合、予算を抑えられるところでもあります。
ちなみに私の場合は、徳島入りした時の宿泊施設は、決めていきましたが、
あとは、お遍路中に考えていましたので、電話をかけても、予約が取れないなんてことが
ありました。
宿泊方法
宿泊方法としては、以下の方法が考えられます。
- 宿坊
- ホテル、旅館、民宿など
- ライダーハウス、ゲストハウス
- ライダーズイン
- キャンプ
- 野宿
それぞれの特徴
1.宿坊
お遍路をしたら、ぜひ1度は利用したいですね。
そもそも、宿坊とは何か・・・
宿坊とは、簡単に言うと「お寺に併設されている僧侶や参拝者のための宿泊施設」ということでしょうか。
通常の宿泊施設ではなく、お寺の一部であり、修業の場ですから、厳粛かつ厳かに過ごす必要があり、布団引きや片付けは自分が行いますが、ベットだったりすることもありますし、テレビとかはあったりなかったりで、宿坊によってだいぶ違います。
ただ、身構える必要はなく、普通の宿泊施設と同じと考えて良いです。
宿坊の良い所は、朝勤行やご住職の説法を聞けるところです。
通常の宿泊施設では、なかなか出来ない体験ですので、宿泊をしたら、ぜひ参加したいところです。
朝勤行は、お寺にて時間を案内がありますので、その時間に、本堂に行き、般若心経等を読経します。その後、ご住職の説法を聞きます。
今回は、第58番札所の仙遊寺と第75番札所の善通寺に宿泊し、ご住職のありがたい説法を聞きました。
仙遊寺のご住職は、気さくな方で、宿坊の裏話などを聞かせていただき、面白かったです。お遍路を世界遺産にしようというステッカーを貰いました。
善通寺は、弘法大師が生まれたところということもあり、参拝されている方も多く、宿坊も大きく、30kg以上ある私の荷物も運んでいただき、ホテルのようでした。
また、お酒の自動販売機もあり、「いいんだ~」と思った記憶があります。
お寺のイメージがあると、古くて汚いのでは?というイメージがあるかもしれませんが、綺麗で清潔感があり、快適です。ぜひ、検討してみてください。
2.ホテル、旅館、民宿等
いろいろありますが、中には、お遍路をしている人向けに割引があったりします。
お遍路割があるか聞いてみましょう。
値段はピンきりですが、全体的には安いのです。
バイクの場合、屋根付きや施設の中に入れられると雨の時に助かります。
徳島では大鶴旅館という古い旅館を利用しました。
古いとはいえ、徳島市内にあり、当時のお値段は3000円でした。
しかも、お昼のおにぎりまでついており、お得でした。
旅館にバイクを入れてもいいよということでしたが、ちょっと厳しかったので、
駐車場にしていただいたのですが、そちらも屋根がついていて、雨が降っていたので、助かりました。
3.ライダーハウス、ゲストハウス
宿泊施設が「ライダーハウス」とか「ゲストハウス」とか謳っていない場合、
「ライダーハウス」や「ゲストハウス」の定義が難しいのですが、
勝手に定義すると「交流」を1つの目的にしていると「旅」や「ライダー」に特化していることでしょうか。
今や、「安く泊まる」「相部屋やドミトリー」「素泊まり」などは、ホテル・旅館・民宿でも選択できます。一番違うのは、他の宿泊者との交流が宿泊施設の機能としてあるかということになるかもしれません。
という意味で泊まった1つとして「旅人の宿 道しるべ」という宿に泊まりました。接客はもう一歩でしたが、建物は綺麗で個室、ライダー割引が500円で、
3,700円でした。なかなか快適でよかったです。窓は真空二重サッシみたいです。
4.ライダーズイン
高知県にあるライダーハウスです。他と違うのは、高知県の公共事業で作られたということです。「ライダーズイン」というのは名称を公募により決められました。
- ライダーズイン奥物部
- ライダーズイン雲の上
- ライダーズイン四万十
- ライダーズイン中土佐
- ライダーズイン室戸
があります。
設備がしっかりしており、各部屋にはバイクが停められるようになっています。
お一人の場合は、税抜きで3,000円です。
高知県へ行った際には、ご利用してみてはいかがでしょうか。
5.キャンプ
テントを貼ってキャンプをすでにやったことがある人向け若しくは、
のんびり回りたい人向けとなります。
経費を抑えたいということでキャンプ道具を用意してテントを張るのはお勧めできません。
理由として、
1) テントやキャンプ道具を買うのもお金がかかり、キャンプ場を使っても、数千円かかることがある。
2) 荷物が多くなる。
3) 設営や撤収などに手間がかかり、時間に余裕がなくなる恐れがある。
どこかでキャンプをするにしても、他の宿泊施設と組み合わせで使うのが良いです。
6.野宿
タダですが、極力やめましょう。
どうしようもなくなった時の非常手段です。
車ならともかく、お遍路は体力を使いますから、睡眠を取れるところで休みましょう。
まとめ
お遍路は長丁場ですから、体調管理が重要です。自分にあった宿泊方法を選び、しっかり睡眠をとって体調を整え、お遍路をしましょうね。
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