金曜日の記事はバイクと関係ありそうでなさそうな記事です。
さて、地図といえば、ツーリングマップルを使っている方も多いかと思いますが、
その作っているところの会社「昭文社」が希望退職者を募集しました。
詳細は以下のとおりです。
「希望退職者の募集ならびに業績予想の修正に関するお知らせ」
(省略)
1.希望退職者の募集について
(1)希望退職者の募集を行う理由
当社の主力事業である出版事業および電子事業においては、 厳しい事業環境のもと長期化する出版不況や無料ナビアプリの影響により業績悪化が続いております。
(中略)
厳しい経済環境の中、早急な業績回復を実現するには既存事業の効率化と新規事業における事業拡大が最重要課題であり、今後さらなる構造改革を進め収益改善を実現するためには、事業戦略に沿った人員体制の適正化が不可欠であると判断し、今回希望退職者の募集を行うことを決議いたしました。
(2)希望退職者の募集の概要
① 対 象 者 45 歳以上の従業員(一部グループ会社を除く)
② 募集人数 80 名程度
③ 募集期間 平成 31 年 2 月 1 日~平成 31 年 2 月 28 日
④ 退 職 日 平成 31 年 3 月 31 日
⑤ 支援内容 希望退職者に対し、退職日時点における会社都合退職金に加え、 特別加算金の支給を行うとともに、再就職支援を行う。
以上
——-ここまで——–
調べてみたら、この3年間の売上が激減なのです。
3年連続赤字が避けられない状況で、本業がかなり苦戦していました。
幸いなことに自己資本比率が高いため、
すぐに倒産とかにはならないと思われますが、
経営としては早めに手を打つといったところでしょうか。
ただ、個人的には、3期連続赤字ははっきり言って経営陣の能力の問題であり、
こういったことをするのは最後の最後だと思っています。
組織として機能しているのか?
以前にツーリングマップルについて、
昭文社の出版営業事業部 メディアプロモーショングループのある方と
メールにてやり取りをしていたのですが、
2回目で返信が来なくなりました。。。(゚д゚)!
まあ、ビジネスとしては失礼というかありえんなと思っていたのですが、
愚痴を言ったところでしょうがないので、ちょっと考えてみて、
個人として問い合わせていたからかな?と思い、
今度は会社を名乗って問い合わせようと思っていたのです。
(勤めている会社名ではないですよ)
仕事って個人の能力や性格という面もあるんですが、
例えば、メールの返信については、自分の部署や上司にCCをしておくすることによって、
何かあってもフォローが出来るようにしておく必要があると思うのです。
以前、勤めていたところは、そのような仕組みになっていたので、
仮にメールの返信がされていない場合は、
同じ部門の人や上司にどうなっているのか?
と突っ込まれるわけです。
だから、返信することが忘れられていたり、
されなかったりということはほとんどありませんでした。
つまり、返信が来ないということは、こういった仕組みが全くできていないことが想像でき、
組織がうまく機能していないことがわかります。
私は個人でやっているので、メールなどは見落とすとそれで終わりなのです。
しかし、組織でやっているのであれば、
そういったことがフォローできるのですが、
個人と同じようなレベルになっている会社ということなんです。
つまり、この会社は古い体質であったり、
機動性がない組織であったり
今までと同じことを繰り返していたり
ということが容易に想像がつくのです。
戦略の誤り
今回の事態の言い訳として、
「出版不況や無料ナビアプリの影響により・・・」と言っていますが、
ツーリングマップルをツーリングで持っていく人がどれだけいるんでしょうか?
九州へ行くのに、3冊は持っていかないと網羅できません。
そしたら、スマホやタブレットの方が良いです。
ツーリングマップルナビという、
アプリを出していたのですが、
それを3年程度で販売停止してしまうという愚策をやってしまいました。
価格が800円という安さでした。
ユーザーにとっては良かったのでしょうか、これは間違いです。
こういった嗜好性がある地図は一般のユーザー向けではないので、
使うユーザーは少ないのですが、玄人には必須となるわけで高く販売し、
その資金をさらに玄人にとって良いように改良していくってことが良かったのです。
私はツーリングマップルを分解して、スキャンしてタブレットに入れています。
これで持ち運びは楽なんですが、問題があって、検索性が悪いんです。
(ページをいっぱいスクロールさせないと目的のページが出てこない)
私にとっては一般のナビアプリも弱点があって、
それは、常にルートを最短を選んでしまうことなのです。
これは、普通の人にとっては良いことなのですが、
私のとってはそっちの道に行ったら困ることがあるんです。
例えば、信号機をできるだけ避けるルート選択、
海岸線を優先するルート選択、
ツーリングに最適なルートの優先度を高くするなど
普通のルート選択では満足できないことがあります。
そういった意味では、アイデアはいろいろあると思うんです。
このブログの長野県のツーリングロードを優先するルート選択とか?w
まあ、それは冗談としても、
紙がデジタルに置き換わっていく時代の流れは変えようがありません。
であれば、その流れに乗っていくのが最良だと思います。
希望退職
大きい声では言えないんですが、これと同じことに遭遇したことがありまして。。。
具体的な内容については守秘義務があり怒られるのでムリとして、
一般論として想像も含め少しばかりお話したいと思います。
希望退職とは、退職希望者を募って応募した方は若干の割増の退職金などもらい退職します。
最終的には自分の意志でありながら会社都合の退職となります。
会社都合となれば、早く失業手当も貰えることからその点でも手厚くなります。
有利だと思って退職に応じる方もいらっしゃいますが、
よっぽど退職金が割増など条件が良くなければ自分にメリットがあまりないため、
自ら応募する方は少ないと言えます。
会社も苦しいため大盤振る舞いはできないので、
割増される退職金は、基本給の数ヶ月分とか退職金の何割か増しと言った具合で、
それです。
では会社側はどうするかというと、
最終的には自分の意志ということなので、
その間、会社側が退職を勧告したり説得したりすることに関しては問題ないなのです。
つまり、退職勧告者をリストアップして退職を促すってことになります。
しかし、退職勧告者だけを呼んでどうこうということはありません。
基本的に全員面談と称して呼び出されます。
会社がこういった事態に陥ると
他の会社でもやっていけるような優秀な社員から
辞めていってしまうんです。
ですので、辞めては困る人には辞めないように説得して、
どっちでもいいような人はどっちにするか聞かれ、
辞めて欲しい人には退職を勧告するって感じです。
優秀な人も若干辞めていきますが、
おそらく退職を勧告された方の大半が辞めていきます。
理由はいろいろあると思いますが、
退職を拒否して残っても
上から目をつけられるかもですし、
異動があるかもしれないからだと思います。
リストラクチャリングは、再構築ってことなのですが、
通常、会社の規模を縮小することになりますので、
仕事量はそのままで、人だけ減るって感じになる上、
今まで外注に出していたような仕事や
人材派遣で補っていたとこもやめますので、
結構忙しくなります。
よって、そういった忙しくなったところへ回される可能性が高いですし、
残った人は、少なくなった人員で仕事を回さないといけないので、
けっこう大変なことになるんです。
そんな状況に陥った会社にやめろって言われて、
もめて残るよりは、
さっさとそんな会社辞めたほうが精神衛生上は良いかもしれません。
ただ、希望退職を募る世代がだいたい40や45才以上なので、
再就職が難しい年代であることや
子供がいる場合はお金がかかる時期でもあるので、
なかなか簡単には辞められないといったことはあるかもしれません。
残るにしろ辞めるにしろいずれにしても難しい判断をしなければならないです。
でも、前向きに考える。
米中の貿易摩擦などもあって、市場ではいよいよ景気減速かと言われています。
消費税増税も控えていることから、日本でも景気減速が避けられないかもしれません。
しかし、あんまり悲観的なことばかり考えていてもしょうがないですし、
なるようにしかならないので、
そういった事態への備えを、前向きに、そして、平時の時に考えたいところです。
私がクビになったら、これをチャンスと捉え、
まずは、日本一周へ旅立ちます!(たぶん)
でも、資金が必要なのでクラウドファンディングで
みんなから資金募集です!
そしたら、ちゃんとブログも更新するよ!
その時はよろしくです!w
何事も前向きの捉えると楽しくなるかもですね!
ではでは~
コメント
今回は少し重い内容ですね。
仏教で諸行無常(物事はずっと同じものは無く、常に変化するという意味)という言葉がありますが、ツーリングマップルはまのぴーさんの言う通り経営難で厳しいようですが、我々ライダーとしては貴重な情報源なので、良い意味で変化して欲しいですね(前向きに捉えました?)。
自分も知らない土地にツーリングに行く時は重いですが、ツーリングスポット用にツーリングマップルと普通の地図のスーパーマップル(ツーリングマップルは地図がざっくりであてにならないので、詳細用に。)を持って行きます。
スマホのGoogle先生やヤフーナビも良いですが、拡大縮小が面倒なので、スマホナビは現地付近のみ使用の最終手段です。
しかし、何とも残念というか悲しいというか、まのぴーさんの情報から察するに、これはやはり戦略ミスの可能性によるものが大きいですね。
その煽りを食らって早期退社された方々の無念さ、悔しさ、絶望感は計り知れないものがあります。
少し話題が逸れますが、自分の会社は自動車部品メーカーなのですが、時代の流れで自動車部品だけでは食っていけないようになり、バイオ燃料や医療関係等々、様々な分野に手を出しています。
情けないことに、自分ら部品組付け作業者にも会社の経営改善のアイデアを求めて来ますが、部品組付け作業しかしていなくて経営のことなんかまるっきりわからないのに、はっきり言って経営陣の無能さを露呈しているのも同然です?
自分ら組付け作業者に出来ることは、部品の破壊損失防止とか節電、会社の資源の無駄遣い削減がいいとこです。
まぁ、それだけ会社も切羽詰まっているということでしょうけどね。
話が逸れてすみませんでした
m(_ _)m
さて、まのぴーさんのクラウドファンディングの件は微力ながら参加させて頂きますよ?
コメントありがとうございます~
ちょっと重い内容にコメント頂き感謝ですm(_ _)m
今回はちょっとお怒りモードなのです(-_-メ)
こういった自体に陥ったら、まず、経営が責任をとるべきで、
経営の責任を普通の社員がかぶってしまうことに理不尽さを感じます。
ただ、世の中、理不尽なことばかりなので、
それをバネに前向きに生きたいところですね^^
クラウドファンディングありがとうございます~
これを使えば何か面白いことができるかもしれませんね^^