多くの方は、移住なんて考えていないかもしれませんが、
認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)が発表した2017年の
「移住希望地域ランキング」によると、1位は「長野県」だそうです。2016年は2位でした。
また、移住希望者向け月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)では、
読者アンケートによる「移住したい都道府県ランキング」の
総合1位に長野県が11年連続だそうです。
しゅごーい(゚д゚)!
長野県に移住したいという人が多いようです。
住んでいる私からすると「何で?(゚д゚)?」と思ってしまうんですが、
どんな理由があるのでしょうね。
考えられる理由
都会の生活に疲れて、定年はゆっくり田舎で暮らしたいって気持ちはなんとなくわかります。
私の会社の役員もかなり年配なのですが長野県に移住してきました。
かなりの山好きで、お金もあるから移住したのでしょうね。
私は山登りはうーんって感じですが確かにいい山がいっぱいありますからね。
それに東京や名古屋へのアクセスも場所にもよりますが、2~3時間くらいなので
それほど悪くはありませんし、
私もよく東京へは行っているのですが、
平日高速バスで安いところだと1500円で行けちゃいますので、
気軽に行けてしまいます。
そういったことから長野県に来て馴染みがある人が多いのかもしれません。
ただ、私の親戚の近くにも都会から引っ越してきたという方がいたのですが、
地域の暗黙のルールを無視しているようで、地域の話題になっていました。
都会の人だからそういった近所付き合いがないのかもしれませんが、
何かあった時にきっと住みづらくなるでしょうね。
郷に入れば郷に従えってことですかね。
でも、基本いい人が多いんじゃないかなと思います(一部地域を除いて)
そういったこともあり人気があるのかなと想像してしまいます。
気をつけたいところ
しかし、良いことばかりではなく、当然ながら今まで住んでいるところとは違った一面もあり、
それがさほど苦にならなければ生活できると思います。
日本も北は北海道を南は沖縄までありますで、東京と比べた場合を想定しています。
1.寒い。
2.昼夜の温度差が大きい。
3.場所によっては車が必須。電車の本数が少ない。
4.場所によっては雪が大量に降る。(雪かきが大変だぞ)
5.凍結(道路、水道、洗濯物などいろいろ凍るぞ)
6.自然災害(どこの地域もあるとは思いますが)
1.寒い。
ですが、標高が高いですから、夏は涼しく、冬は寒いです。
ただ、昔に比べれば温暖化の影響なのか寒くなくなってきています。
昔は冬、田んぼに水を張れば凍ってスケートなどしたんですが、
私の地域ではほとんどできなくなりました。
暖かくなったとは言え、対策していなければ水道は凍りますので、
注意が必要です。
2.昼夜の温度差が大きい
夏でも夜には涼しくなるのでエアコン使わないご家庭も多いです。
ただ、日中が暑くなってきたので、エアコンを付けている家も多いですが、
都会に比べれば使う頻度は少ないと思います。
3.場所によっては車が必須。電車の本数が少ない。
時々、東京の会社の人が「御社には電車で行きます」とかいう人がいますが、
「なめんとんのかーおのれはー!?」って感じで、
どこにでも電車が走っていると思ったら大間違いです。
電車の本数も場所によっては激少です。
「わかりました。電車で来るんですね。お待ちしております」って言いますが、
あとになって、
「えっと、ここに行くにはどうすれば良いんですか?」って聞いてくる始末なので、
長野県に限らず田舎に行く場合はちゃんと場所を把握しないといけませんね。
4.場所によっては雪が大量に降る。
長野県は縦長なので、北と南では気象がかなり違います。
また、標高差もありますから、標高の違いでも気象の違いがあります。
飯田の方は名古屋に近いので温暖で雪は少なめです。
飯山の方は新潟に近いので雪が降ります。
場所によっては自分の身長を超えて降りますから雪かきが大変です。
5.凍結(道路、水道、洗濯物などいろいろ凍るぞ)
道路が凍るのでほんと怖いです。
車でもバイクでもすってんころりんしてますんで、
冬の運転は特に注意が必要です。
お風呂が凍った時はびっくりしました。
ボイラーも凍って壊れました。
私の親友が水道屋さんなのでいろいろ対応してくれてほんと助かりました。
持つべきものは友ですな。いいやつなんです。バイク乗らないけど。
お前のものは俺のもの、俺のものは俺のものですな\(^o^)/
6.自然災害(どこの地域もあるとは思いますが)
日本にいたらどこかしら自然災害のリスクがありますので
長野県に限りません。
ただ、山が多いので、地すべり、がけ崩れ、土砂崩れ、雪崩、
鉄砲水などのリスクは高いかなと思います。
ただ、災害に強い一面もあり、それは良いところで書きます。
良いところ
このブログを見ている人は言わなくてもわかりますよね?^^
1.四季折々の自然が楽しめる
2.山が美しい
3.災害に強い一面がある。(津波の心配がない。風は強く吹かない。)
4.アウトドア(キャンプ、ツーリング、釣りなど)が楽しめる。
5.都会へのアクセスが良い
6.空気が良い
7. 温泉が多い。
8. ふふふ
とかかな?
1.四季折々の自然が楽しめる
(↑これは山梨側から撮ったやつです。)
2.山が美しい
山に登って頂上から見るともっとすごいらしい。
3.災害に強い一面がある。(津波の心配がない。風が強く吹かない)
長野県が全く災害に弱いわけではなく、標高が高いので津波の心配はありません。
また、山に囲まれているので、台風のときも海沿いに比べればそれほど強く吹きません。
4.アウトドア(キャンプ、ツーリング、釣りなど)が楽しめる。
アウトドアができる場所はいっぱいありますね。
5.都会へのアクセスが良い
日本の大体真ん中くらいにありますので、
どこに行くにしろなんとかなりますね。
特に東京へ日帰りで行ける範囲にあるのは良いですね。
6.空気が良い
逆に東京へ行くと空気が悪いと思ってしまいます。
7. 温泉が多い
温泉好きにはたまらない。
8. ふふふ
もちろん、このブログがあることでしょー(え?違う?w)
長野県のどのあたりが良いのか?
個人の好みなので、気に入った所があればそれで良いと思いますが、
私が思うのに住むとして考えると一番の問題は冬だと思います。
寒いところが嫌だという人は長野県のどこ行っても厳しいですが、
温かいところから来ている外国人も働いているんですが、
なんとか生活できているので基本的には大丈夫でしょう。
暑さで死ぬことはあっても寒くて死ぬことはない!(そんなわけない(-_-メ))
冬をどう過ごしたいかで住むところが変わってくるでしょうね。
雪が降ると、雪かきが大変ですし、車での移動も大変になります。
雪も子供の頃ははしゃいでいましたが、今はもう大変だーってなります。
定年後に移住したい場合は、豪雪地帯は避けたいところです。
結構体力必要ですよ。屋根の雪下ろしは危険が伴います。
それに家の周りくらい雪かきしないと白い目で見られちゃうかもです。
ただ、スキーが好きで住みたいという人にとっては雪がないと話しにならないと思うので、
そういった方は、雪が降る所が良いですね。
きっとスキーが好きだという方は、冬に慣れてらっしゃるのでそういう方は問題ないです。
個人的には標高1000mを超えるところは、
都会の人は土地勘が無い限りハードルが高いとと思います。
というのも冷え込みが厳しいので、体がついていけるのかということと、
先程も書きましたが、寒いといろいろなものが凍結します。
特に水道が凍結して破裂すると大惨事です。
山岳地帯や秘境と呼ばれるところもハードル高いです。
ツーリングでも時々出てきますが、
がけ崩れ等で通行止めになったまま何年もそのままってこともありますので、
あまり変なところに住むと大変です。
買い物するお店やガソリンスタンドが近くにないってのも大変ですね。
湖の近くも楽しそうですが、軟弱地盤であることが多いので、
地震を考えるのであれば、避けたほうが良いかもしれません。
どこの地域でも言えることですが、崖や山、河川の近くも気をつけたほうが良いです。
自然と利便性を両立させるには、高速道路や鉄道が通っていて、マイナーなところが良いかもしれません。
長野県は、北信、東信、中信・南信と分かれています。なぜか西がないw
北信は雪が多いですが、比較的に寒くは厳しくありません。
おそらく、雪の影響や標高が関係していると思います。
飯山(30年間の2月の平均)
降水量 134.7
平均気温 -1.4度
日最高気温 3.2度
日最低気温 -6.4度
風速 1.5
日照時間 96.9
降雪の深さ 240cm
最深積雪 141cm
雪が多いですね。
中信の白馬方面はオリンピックで使われたのでご存知のかたも多いと思いますが、スキー場が多いです。ということは雪も降るってことですね。
南信は夏暑く、冬寒いです。というのも、冬の晴天率が高いのですが、その結果、放射冷却現象が起こりやすく冷え込みます。雪も少ないので、熱が逃げます。
伊那市(30年間の2月の平均)
降水量 62.4
平均気温 0.0 度
日最高気温 6.1度
日最低気温 -6.1度
平均風速 3.0
日照時間 168.5
降雪の深さ 11cm(飯田市)
最深積雪 13cm(飯田市)
伊那市の雪に関するデータがなかったので飯田市にしてあります。
ここで、飯山と伊那市を比較してほしいんですが、
積雪(このくらい積もっとるよってこと)が240cmと11cmで
ぜんぜん違うにもかかわらず、最低気温が-6.4度と-6.1度なんです。
つまり、寒いから雪が降るではないのです。
県庁所在地の長野市では、積雪23cmで最低気温が-3.8度と
北にありながら最低気温は伊那市より温かいのです。
最高気温は、長野市は4.7度ですので、伊那市のほうが温かいです。
日中、伊那市のほうが温度が上がるということです。
長野市の標高は362m(市役所)
伊那市の標高は632m(市役所)
で、長野市の標高が伊那市に比べ標高が低いんです。
標高と長野市は冬に伊那市に比べ曇り日が多いということが関係していると
思います。
もうちょっといろいろ調べて更新したいと思いますが、
今回はここまでで勘弁してやってください^^;
私なりにここが良いなとかここはだめってのがあるのですが、
書くといろいろありそうなので書きません。
どうしてもっていう人は問い合わせフォームがメールくださいw
ではでは~
コメント
都会(特にアパート住まい)だと、隣に誰が住んでいるのか知らないとか、それぞれライフスタイルが違うので、どんな暮らし方をしようが、よっぽど迷惑をかけない限りお互いに無関心でも通用してしまうし、また、関わりを持たなくても自由にやっていけますからね。
そういう人が田舎暮らしに憧れて、いざ移住したら、さあ大変!
今まで自由過ぎたために、田舎特有のしきたりとか付き合いでがんじがらめになって、悲鳴を上げるなんて話を聞きますね。
でも、人間は一人では生きられないので、ある程度の関わりは避けて通れないのが現実です。
便利な物全てが近くに揃っている都会では、何の苦も無く手に入るので、自分一人で暮らしていけると錯覚してしまうんでしょうね。
というか、移住する人が環境に順応性があるか無いかが一番の鍵と思います‼️
ちなみに、自分は極度の寒がりなので、残念ながら長野県に移住は無理です?
コメントありがとうございます~
田舎ほど都会よりはご近所付き合いが多くなります。
それはいろいろな奉仕活動や行事ごとなどが強制されているからで、
そういったことを知らない都会の人が
困るところかもしれません。
おっしゃる通り、郷に入っては郷に従えなので、
順応していく力が必要なのでしょうね。
私は順応性はない気がしますw
私は寒がりの冷え性なのですがなんとかやっているので大丈夫ですw
でも、冬は温かいところで過ごしたいです\(^o^)/